どうする ALS  

         59歳でALSと診断された。定年退職まで、あと8ヶ月の頃だった。 ALSとともに4年目に入った。 その間に呼吸器が付き、手足が動かなくなった。 これからどうするのか…  日々の感情や考えを綴っていきたい。

9話 おいかん

タイトルの「おいかん」は何か、分かりますか。

ヒントは8話「浣腸の日」にある。
???…

浣腸液を注入したが、便の出が悪い。
そんな時に、追加で浣腸液を入れる。

2週間分の浣腸

何気に発した(クチパク)言葉だ。

最初は、看護師も補助のヘルパーも、何のことか分からない。
「おいかん」とは”追い浣腸”のことだ。

今では、私の「チーム K 」の看護師には「おいかん(追浣)」の言葉が浸透している。
なかなか、良い語呂だと思う。


Web検索で「おいかん」を調べた。
ヒットしない。
やおいかん」が多かった。
熊本弁で「簡単ではない」という意味らしい。

排便も簡単ではない。当たらずも遠からず、と思えた。


「きせつ」も調べた。
気管切開のことが、ずらりと並ぶ。
医療従事者なら、当たり前の言葉だが、最初は誰かが言ったはずだ。


「おいかん」は、今のところ新語なのか?
クチコミで広がり、業界用語になる日が来るかもしれない。

皆さんの発信で、流行語大賞を目指そう! なーんて?
そんな、阿保なことを考えていると気も晴れる。


話を変えるが、
食事を取ると、便が出る。どちらも大事なことだ。
それなのに、”うんち”のイメージが悪い。
”うんち”にスポットを当てたWebサイトがあった。

うんちサイト

https://toilet-magazine.jp/unchiweek