今回は「うんち」の話だ。
汚い話だが、ご勘べんいただきたい。
そして、医療従事者にも知って欲しい。
寝ながらの排便は難しい。
寝たきりになると、腹筋が弱くなり、力めない。
私は週3回、浣腸と摘便で排便をコントロールしている。
便が直腸に降りているか、看護師が指で探る。
浣腸は60ml、6割ほど注入する。そして直腸に追い出すように腹をソフトマッサージ。
ベットを少しギャッチアップする。重力も味方に付け、力む。
この間は、胃瘻の洗浄も、気切のガーゼ交換も、されたくない。
便に出すことに集中したいし、して欲しい。
「出そうや」ヘルパーに拳で、強く長く押してもらう。
便が肛門を通過した時は、気持ち良くほっとする。
だが、出ない時は、がっかりだ。
側臥位になって摘便が始まる。慣れたのか、痛くない。
指の動きは分かる。しかし、便が出ているか、どんな便なのか、まったく分からない。
摘便とは、そんな感じだ。(私の場合だが…)
残便感があれば、追加浣腸を行う。また同じ処置を繰り返す。
浣腸の日は、朝から憂鬱だ。
処置が嫌なのではない。今日はしっかり出せるのか? それが心配なのだ。
便が出ないのは、本当に辛い。
ところで、1月19日が「浣腸の日」って、ご存知でしたか。
イチジク製薬が制定したんだって。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/303734?rct=what_day